4月1日着なれない学生服に身を包み僕は桜もの花びらが舞う中学の門をくぐった。

クラスが書かれている掲示板を眺めていると後ろから僕を呼ぶ声がした。

おはよう、瞬。同じクラスだね、よろしくね。

僕の名前は山下瞬、そして今声をかけて来たのは本間遥。

遥とは幼なじみで家族ぐるみの付き合いだ。



よぉ!お二人さん今日も熱いね。


また、瑛士でしょ、隠れてない出てきなさい。

ばれたか!

そう言って出てきたのが、工藤瑛士

瑛士は俺の親友だ。

なぁ瞬部活はどうする?

もちろんバスケ部だよ。

だよな(笑)

俺と瑛士はミニバスをやっていて、全国大会まで行った。

俺はキャプテンで瑛士は副キャプテンだった。


じゃあ、私がマネージャーやってあげる。


ドジな遥にマネージャーなんて出来るのかよ(笑)

なぁ、瑛士(笑)

だよな(笑)


二人ともひどい(泣)

冗談だよ、だから泣くなって。

おい!急がないと遅刻するぞ。


俺たちは教室へと向かった。