ケータイ小説 野いちご

千年真祖は嘲笑う

血の滴る霧の森にて

珍しく興に乗って、明け方まで乗馬を愉しんだ。

間もなく夜が明ける。

日の光を浴びた所で別段どうという事はないが、やはり俺のホームグラウンドは闇であり夜だ。

朝陽に照らされながらの行動というのは性に合わない。

手綱を操り、愛馬を転進させる。

そろそろ館に戻って一寝入りするとしよう。

馬の腹を蹴り、駆けさせようとした時だった。


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