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「昨日のメール 何?」
翌日の放課後。
いつも通り教室に来て
バカでかい声で叫ぶ蓮を引っ張り
廊下を歩いていると
予想通りの質問をされる。
素直になろうプロジェクトの一環なの!
なんて、答えられるはずがない。
「…………」
いい返しも浮かばす
無言を貫き通すあたし。
「『ごめんねぇ』『ありがとぉ』
とかいきなり言いやがってよ」
「………」
「ほんと…お前がそれ言うと
不気味だわー」
「……………」
「なんつーか、キモい」
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