入隊試験が終わり、次の日になった。


私は土方さんに呼ばれ今は土方さんの部屋にいる。


多分、処遇が言い渡されるんだ。


詳しく言うと、私はここに来た日にはもう小姓謙隊士をやることになったんだから何番隊に入るのかを言われる。


今、この部屋にいるのは私と土方さんだけ。


目の前にいる土方さんは眉間に皺を寄せている。


正直、怖い…


土方さんっていつもこんなに怖い顔してるの?


そんなことを考えると土方さんが口を開き告げた。


「桜、お前は…



………一番隊に入れ」


一番隊…?


この私が?


「いいんですか?」


一番隊って一番強いよね?


「あぁ、お前はかなりの実力者だ」


私が実力者?


「私、そんなに期待されるほど強くはないですよ?」


「大丈夫だ、お前は強い。」