勢い余って澪に告白してしまった。
おれはが告白した瞬間澪は目を閉じてしまった。
名前を呼んでも返事を返してくれない。

「澪・・・?」

「・・・・・・」

さっきからこんな感じだ・・・
ため息をつくと澪の手がゆっくり動き時計に触れた。
そして、光に包まれて女の姿になった。
目を開き俺の顔をジーと見てくる。

「澪・・・?」

「陵」

「ん?」

「一つ質問だ・・・お前は俺の本来の姿が好きなのか?それとも、女の姿か?」

「それは・・・決まってるだろう」

俺は立ち上がって澪に近づき抱きしめる。
澪がとても緊張している事が分かる。
俺は澪の時計に触れ男の姿に戻す。

「あっ・・・」

「俺が好きなのは本来の澪だ、女の姿だろうが関係ない」

「ほ、本当か?」

「本当だ、だから俺の前では本当の澪で居てくれよ」

俺は澪の眼鏡を外す。
澪は恥ずかしそうに目を伏せる。

「やっぱ可愛いな、澪は」

「か、可愛くない」

「クスッ・・・あっ!」

「ん?なんだ?」

「それで、澪は俺と付き合ってくれるのか?」

「そ、それは・・・あの・・・\\\」

(顔赤くしちゃって~可愛い)

そんな事を思っていると、澪がベッドから出て来た。
そして、ギュッと俺に抱きついてきた。

「澪?」

「別に・・・付き合ってやっても良い・・・俺も(多分)好きだから・・・」

「・・・澪!」

俺も澪に抱きついた。
だが・・・何故か澪の力が抜けてきた。

「澪?」

「うっ・・・気持ち悪い・・・」

「はぁ?」

「頭がグルグルする・・・」

「すぐにベッドに入れ!はれ、吐くなら袋に・・・しっかりしろ、澪!」



その後、2,3日澪は風邪で休んだとさ・・・

                            END.