―夏の星空―



空気中の水分のため、よどんだ空にいくつか明るい星が見える程度。


ところが山の上など空が暗い場所では、南から北に大きく横切る天の川と、その周辺に明るく輝く、こと座、はくちょう座などで、見事な美しさが広がる。


星が見える場所では、天頂付近に流れる美しい天の川が見える。


こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結ぶ夏の第三角が明るく輝く。


北斗七星は少しずつ北西の低い空に下りていき、今度はカシオペヤ座が北東の空にのぼる。


夏の空で最も目立つのは、真上近くに輝く、こと座のベガ。


南の低い空には、さそり座のアンタレスが赤く輝く。


さそり座の東などには6この星が小さな北斗七星のように並んだ南斗六星がある。


西側の空には、まだ春の一等星が見える。




―資料―
小学館の図鑑 NEO
星と星座