お館様がいない今この幸村が甲斐を守らなくてはいけない!!

「うぉぉぉぉお!!」

幸村は自分に喝を入れるため叫んだ

「よし!!皆の者今甲斐は尾張に攻められている!!お館様がいない今こそ尾張に我らの力を見せるとき!!この幸村についてきてくれ!!」

「「「「おぉぉぉぉぉお!!」」」

一斉に叫びだした。兵たち。

「いざ!!出陣!!」

幸村の合図で一斉に敵に向かっていった。

カキィィィン!!ドス!!グサ!!

それぞれの兵が戦っている。

「どけ!!この幸村に切られたくなければ、道を開けろ!!」

「ヒィ!!!鬼神が来たぞ~」

幸村は武神もしくは鬼神と恐れられているようで、尾張兵は怯えて道を開けた。

「このまま本陣に...。」

シュ!!クナイが飛んできた。

「何やつ」

「ここから先は、秀吉様の命によりここを通すわけにいかない!!覚悟!!」

「忍びかくそ!!」

また飛んできたクナイが手裏剣によって跳ね返った。

「誰!!」

「忍びは忍び同士仲良くしようぜ。なぁ~五右衛門」

「佐助君....君って人は。」

「佐助!!そこは任した!!」

「あっ!!まて!!行かないでください」

キィィィン!!

「よそ見すんなよ..五右衛門」

「......。」

そして二人は対峙した。

「本陣まであともう少し」

バッ!!織田信長が出てきた。

「大将のお出ましか!!」

「どうやら..少し甘く見ていてたようだ」

「拙者たちはお館様が不在であろうとも、強いのだ!!」