「お姉ちゃーーん、連右さん来てるよーーー」


「ちょっ、待って!!もう少し!!」


「全く……すみません、連右さん」


「アハハ。大丈夫大丈夫」


雲一つ無い、爽やかな青空が広がる土曜日。


私と連右は、あのゴタゴタで延期になってた出かける約束を、果たそうとしていた。


もう連右は私の家に迎えに来てくれてるのに…………髪が上手く出来ないよ~~~~!!


「フワ~~ン!出来たーーー!!」


やっと納得のいく仕上がりになり、急いで階段を駆け降りた。


「ごめん連右!!」


「お姉ちゃんってば………」