「オレが……1度だけ連れてって、紀香が感動してた所………?」


紀香が急にかけて来て、急に切ったケータイを、半分呆然としながら見つめるオレ。


「連右、福田何て!?」


たまたま家に来ていた勇が、興奮しながら聞いて来た。


「なんか………話したいから、今から来てって……」


紀香に言われた事を、そのまま伝える。


「マジで!?良かったな連右!!まさか福田からとは驚いたわ!」


んなの…オレの方がよっぽど驚いてるっつーの………


「夢じゃないよな?」


「何言ってんだよっ!立派な現実だって!!」