「最近、地震が多いなぁ…」

「そうだよね。」

「由里は赤ちゃんいるんだし、気をつけろよ?」

「もちろん!
じゃあ行ってらっしゃい。」



俺はゆっくり、由里のお腹を触った。
そして、キスをした。

「行ってきます。」






この言葉、

このキス、

この姿....


もっともっともっと

目に焼き付いていてほしかった