再び目を覚ますと、私は別世界にいた。
ビル、マンションなどはもちろん存在しない。
道はコンクリートなんてものがないから歩きにくい。

例にあげるなら時代劇かな。

やっぱり未来ってすごいんだなぁ…
なんてしみじみ感じる。

さっきの意味のわからない猫語の子供に新撰組を助けてと言われていたただけあり、真琴は一つも動じていないようだ。

自分の格好を確認すると、髪はポニーテールに服装は剣道着。
それから今日もらったアクセサリー。
持ち物は鞄と竹刀のみだった。

ここは京都だよね。
母が京都出身の為、いくらか土地勘はあるのだが、なんせ時代が違う。
ここはどこだー!

そんな事を考えている時、近くから悲鳴が聞こえた。