「んっ……」


ふと目を覚ました時、部屋の中が薄暗いことに気が付いて。


優輝の看病をしているうちにベッドに顔を伏せていつの間にか、ぐっすりと眠ってしまったようだ。



「あれ……?」


その時、あることに気が付いた。


ベッドの上に優輝の姿がない。


どうして……?どこにいったの?


慌てて辺りを見渡して「……――優輝!!」と叫んだ時。


部屋の扉が開いて、優輝が顔を覗かせた。