「最近、彼氏とうまくいってんの~?」


「んー、まぁまぁかな?」


「まぁまぁってなに?微妙なの?」


机に頬杖を突きながらそう答えると、ナナは不思議そうに首を傾げる。


「そういうわけじゃないけど……」


「じゃあ、何よ」


「ぶっちゃけ最近、優輝の考えてることがよく分かんないんだよね」


愚痴をこぼすと、ナナは真剣な表情で「うんうん」と相槌を打つ。