「遥は、何号室なの?」

寮に向かって歩いている途中。
潤に聞かれた。

「えっと…「俺と同室だ」」

俺じゃなくて…、輝流が、
答えた。



「そうなの?」

「あぁ」

「じゃあ、ナナメ左向かいだね」

「ナナメ左向かい?」

「寮の部屋は、ジグザグだから」

「そうなんだ」

「俺(健)と彼方は、左隣で、185号室」

「夏樹は、潤と同室」

「右隣の181号室は、俺らの友達なんだけど…今日は来てないから、明日紹介するね」

と、潤が教えてくれた。


「ああ。サンキュー」

「じゃあ、またあとでね」

「おう!!」