ケータイ小説 野いちご

天神学園高等部の奇怪な面々Ⅷ

イリアのご主人様は何処

バスはムカッチャパピリアの首都、ムカッチャスチャラカの郊外にある大型ショッピングセンターへ。

ショッピングセンターといっても、その実テーマパークといってもいい。

遊園地や水族館、カジノや映画館、勿論食事も楽しめるし、宿泊施設もここにある。

天神学園一行は、ここを拠点に修学旅行をすすめる事になる。

「さ、着きましたよ。速やかに降りてください」

班のメンバーを促し、月も自分の荷物を持って降りようとして。

「月様」

イリアがヒョイと月の鞄を持つ。

「これは私はお持ち致します」

「……そうですか」

確かに月は生徒会長として恐れられてはいるものの、それほど腕力がある訳ではない。

重い荷物を持ってもらえるのは助かるのだが…。


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