3年の11月

とうとうあたしの
身体にもでてしまった


…禁断症状…



「いッやぁ〜…」

バタバタ


母たちが走ってあたしの部屋にくる


「璃子っ…?璃子!」


「いや…修…!やめて!!…赤ちゃん……」

修は目の前に
居ないのにあたしの
目には怒ってる修が
みえている


「…いや!!…もう…やめてぇ…!」


あたしは部屋を
逃げ回る


ふと手に目をやると


あたしの手から
ウジがわいてる


「きゃあ〜…ムシ…虫ぃっ……!」


「え?虫なんて…いないよ」


母たちは大きい声で
あたしに教えてる



これが禁断症状


…幻覚…



「別れよう…」

「殺す…」

「死ねっ!」


「いや〜…やだやだ!」


あたしの身体は
ガクガク震える


第二の症状

…幻聴…



毎日毎日
苦しかった…



見えない姿と

聞こえない声に


おびえて
震える日々…



死んでしまいたかった


だけど
あたしは頑張った



晴菜の写真を
見ると


なんだか落ち着いて
静かに眠れた


あれから三年たって
あたしはもう…


18歳


人並みに過ごせるようになっている

薬物中毒も
治ってきてる



晴菜…

晴菜…


あの日貴方の
ゆう言葉…

ちゃんと聞いてりゃ
よかったのにね


晴菜…

晴菜…


元気にしてますか?

いつになるか分からないけれど…

またいつか
空で出会った時は

親友になってね

ずっと手を離さないで


晴菜…

晴菜…

聞こえてる?

あたしの汚れた青春

貴方だけは
綺麗なまんま…


〜BEST MYFRIEND〜

またいつか
逢う日まで