「梓に迷惑かけねえって」


それが迷惑だっつうの!!!


遼平の分からず屋!!!!


「じゃあ学校で一切話しかけないで」


「は?」


「梓、それはひどいと...」


「恵吾さんは黙っててください」


「へーい。じゃあ俺、帰ろっと...」


恵吾さんは歩いてどこかへ行ってしまった


だけどあたし達には一切関係なかった


「ンでだよ、梓」


「なんでって...別に」


ポッケからタバコを取り出す


ニコチンが足りないんだって、あたし


「言えよ」


「嫌だ~」


遼平の家まで目指す


「てゆうか、あの写真って誰?」


「....」


遼平の家に帰ってから、聞いてみた


遼平は黙ったまま


何も言ってくれない


「言えないの?」


「.....」


遼平はあたしをじっと見てる


「...なんとか言えよ!!!」


限界で怒鳴った