お風呂から出てきた海斗君は何か機嫌がよさそうにしている。



「どうしたの?」

「んー、別に」

「気になるじゃん」

「はいはい」




 私に愛でる様にほっぺをつまむと一瞬だけキスをしてベッドに入って寝入った。







 …もしかして聞こえてた?






 海斗君、ありがとうって言ったの。






 フフッと少し笑いながら私のベッドに入った。





「海斗君、おやすみ」

「ん」




 1つの大きなベッドに小さく寄り添った。



「暑い、離れろ」

「いーじゃん、ちょっとくらい」

「…勝手にしろ」




 そう言ってさりげなく胸に顔をうずめさせてくれた。




 へへ……不器用なんだから。