「…珠、…きて…!!…お…て…!!」



誰かが何か呟いてる。

…何??

『きて』??
『おて』??



「真珠っ!!さっさとおきなさいよっ!!」

「ほぁああっ!??」


私はビックリしすぎて、飛び跳ねた。

目の前には、花見ちゃんが。


私は唖然として、花見ちゃんを見つめる。



…あれ??

もう朝…なの??


…てか、なんで花見ちゃんがここにー!??


「ったく、真珠ってばどんだけ子供なのよ!!…自分で起きれないなんて…。」

「…は、花見ちゃんに言われたくないよっ!!私のほうが4つも上なんだからね。」

「…なっ…!!」


花見ちゃんは顔を真っ赤に染めて、私を睨んできた。

でも私は話題を変える。


「ところで、何で花見ちゃんが私を起こしてくれたの??」

「…はぁ??そんなの決まってるじゃない。」

「…?」


花見ちゃんは「ふんっ」と鼻を鳴らすと、ニヤリと笑った。

思わずドキッとする私。