〔美優〕
そして、優太は三歳になった。

最近は、少し楽になるほどしっかりしてきた。

その成長がとっても嬉しい。

あたしは、優太を保育園に預けて看護師の仕事を再開した。

もちろん、拓斗と一緒の病院。

当直に入れてもらうのは断った。

優太が少し大きくなったとはいえ、一人じゃ何も出来ない。

でも、拓斗は入ってるからたまに泊まりになる。

そんな日は2人でなるべく寂しくならないように過ごす。

拓斗と何年一緒に居るとはいえ、少し離れたら寂しくなってしまう。

どんだけ、あたしは拓斗が好きなのかと思う。

いつもは、拓斗とあたしの2人で寝て、優太は子供部屋拓斗が泊まりの時は、優太とあたしで2人。

だから、今日だって・・・

優太と2人でお風呂に入った後、2人で寝る。

「おやすみ ママ」

「おやすみ」


起きて弁当を三人分作って朝ごはんを作って、雄太を起こす。

「優太、起きて?」

「んっ・・・」

「おはよう 朝ごはん出来てるよ」

「おはよう ママ、抱っこ」

「ん、おいで?」

「ママ~!!」

優太を抱っこして、下に下りるのはいつも拓斗の役。