「弥生様、お仕事の時間に間に合いませんよ。」



優しく起こしてくれる執事、苓夜。
苓夜は小さい頃両親を事故で亡くし
その両親が私の父の部下だったから
苓夜を引き取った。
それからこうやって私の世話を
してくれる。



「今、起きるわ…
今日は撮影だっけ?」


「今日は雑誌の撮影になります。
ご朝食をお持ちしますので
着替えておいてくださいね!」


「わかったわ。」




起きると、今日着る洋服が
用意されていた。
着替え終わるのと同時に、
苓夜が入ってきた。
こいつ、覗いてないよななんて
いつも思ってしまう…