ケータイ小説 野いちご

前略、肉食お嬢様②―カノジョな俺は婿養子―

□Chapter1 王子系攻め女
02. 奴が王子系プリンセス



□ ■ □
 
 

放課後―。
 
 
超楽しみであり、激不安でもある財閥交流会に誘われた俺は、学校を終えるとすぐさま帰宅準備。

一旦家に帰ることにした。


正しくは帰路を使って直スーパーに行く予定。


なんでスーパーに行くかっていうと、何度も言うように午後5時から6時の間に大事な大事な大事なスーパーのタイムセールがあるからだ。


俺の働きによって豊福家の明日の飯の運命が決まるんだから、絶対にこれだけは譲れなかった。
 

はてさて学校から家までの帰路は約45分、家からスーパーまで徒歩15分、タイムセールは5時から6時までの間。


走ればギリ5時にスーパーに到着する。


5時ジャストに参戦したい俺は最初こそ大慌てで支度をしていたんだけど、教室にやって来た鈴理先輩がスーパーまで直接乗せてってくれると申し出てくれた。

一個人の理由で車に同乗させてもらうなんて、なんだか申し訳ない気持ちにもなるんだけど、折角なんで彼女に甘えた。


一週間毎日まーいにち、もやし炒めにだけは絶対になりたくないもんな!


先輩の車には他に大雅先輩、川島先輩、宇津木先輩、…と財閥交流会に行く組が同乗。

なんと鈴理先輩含めた先輩方は俺のスーパーのタイムセールについて来ると言い出した。


というのも各々目的地に向かうより、一団体になって行動した方が行動もし易いし効率も良いとか。
 

考えてみれば確かにそうだ。

皆、直で会場に行くって言うし。

私事に付き合ってもらった後、俺の家に寄ってもらって荷物を置き、揃って会場に行った方が待ち合わせだのなんだのといった手間も省ける。

なにより俺がひとりで会場に行ったら、迷子になりそうだもんな!

方向音痴ではないのだけれど、財閥達の借りる会場だ。
きっとドデカイ場所に違いない。

鈴理先輩曰く、ホテルの会場を借りたらしいし。
 

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