「ふぁぁぁ~」 大きく息を吐いて、松田は桜の木の下に寝っ転がった。 何がしたいのかわかんないよ、本当に。 私はどうしたいの? 私はどうすればいいの? 私にどうしてほしいの? もう、限界……。 何が何だか分からなくなって涙があふれてきた。 理由なんて、私にだってわからないよ。 とにかく涙が出てきて……止まらないの。