ケータイ小説 野いちご

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君を探して

2.オレ様、接近。
傷つけた?

部屋に戻ると、私は着ていたカーディガンを椅子に放り投げてベッドにダイブした。

陽人とヤマタロとたくさん笑ったけど……でも、少し疲れたかな。


仰向けになりながら、いろんなことを考える。

(明日で、慎と終わっちゃうんだろうな……)

1年半もつきあってきた相手なのに、いざ別れ話を前にしても、全然実感がない。

悲しいとか、
別れたくないとか。

もうちょっと何かあってもいいはずじゃない?

でも、エリナとキスをしていたっていう話を聞いても、腹がたたなかったし…。


そんなふうに淡々としていられる自分が不思議だった。



その時、携帯がメールの着信を知らせた。

 新着メール 1件

今日も時間通り、“オレ”様からだ! 



今日はどんな話をするんだろう。今日あったことを話してみようかな? なんて思いながら、私は携帯を開いた。


だけど、そこに書かれていたのは、こんな一文だった。


<今日はあんなことあって疲れてるんじゃない?>


──えっ!?

思わず携帯を落としそうになる。


“あんなこと”って。

どう考えても、あのこと……だよね?

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