ちょ、ちょ、ちょっと―――――!
アレはどうゆう事?

俺の事好きって言えよ…
みたいな事言ってなかった?

それとも聞き間違いだったとか。
まぁ、考える必要ないよね?
翔君、最後には嫌味っぽく“冗談”とか言っちゃってたし。


『きっとドッキリかなんかだったんだよ!』
自分で自分を納得させて、家へと向かう。

翔君の家に行ったのも、
なんか雰囲気が違った?のも、
口が悪かった感じがしたのも!

全部夢だ!
…ゆめ。

―――――夢にして下さい…。

トボトボと家に向かって歩ってたら、ドンッ!通行人にぶつかってしまった。
その後に「いってぇー…」という男の人の声。

『す、すいませんっ!』
急いで立ち上がって、ぶつかった人に謝った。

「だ、いじょう………ぶっ!」
ぶつかった人は…

『晴人!』

…なんと晴人だった。