あれから1ヶ月。
あの日、剛はあたしが寝る前に自分の部屋に戻ってしまった。

おかしかったのはその日だけで、次の日からいつもと何も変わらなかった。

だからトランプが好きだと勝手に思い込んでた。
でもね、あたしの心は確実に変わっていった。

剛のこと、気になって仕方なかった。

この気持ちが恋だってことにも気付いてた。

でも、言えない。