ケータイ小説 野いちご

雨をあびるアジサイ

。●7:あの日と同じように



「勇気を出せ、か……」


それからしばらく、ぼくは窓の前に立ったまま、どうするべきかを考えた。


といっても、結論など最初からすでに出ている。


結論に、どう自分がたどりつくのか、それだけだ。


(そうだよ……)


美里は出ていった。


亜紀のことは忘れられない。


そして、今日は大切な命日――。


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