SIDE 流里香



「もしもし流里香です」


『女か?男か?』


「女です」


『どこらへんにいる?』


それから場所を伝えた。


夏休みに入って知佳、秋那と共に動いていた。

久しぶりのコレ。反吐が出そう。



「あと何分ぐらいでくるって?」


「10分ぐらいだって」


「この人何万ぐらいだろな~」


「高かったらいいのにな~」


知佳と秋那は楽しいそうに話してる



昼間だって言うのに薄暗い。


路地みたいなところ。