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翌朝。


目を覚ますと、涼子はピンク色のパジャマ姿で窓辺に立っていた。


「どうしたの?」


彼女は窓越しにほほえみ、くもったガラスに指で


『おはよう』


と書く。


「おはよう」


ぼくは、一度大きく伸びをして起きあがった。


テーブルからノートをとり、彼女の隣に立ってそれをわたす。