「あの流れ星が、“見れなかった”ねぇ…?」



「だって、全然流れてなかったよ?」



「流れてた!かなりの数が、流れてたよ」



夢の様な時間は過ぎ、いつも通りの生活に戻った。



それでも、シュウちゃんとの“星空キス”は、まるで昨日の事みたい…。


「どれだけ、イチャついてたのよ。杏たちってば」



呆れ顔の結菜にも、私の頬は緩みっぱなし。