「杏~。ホントごめん!」 部屋に戻って、一番に、結菜は私に謝ってきた。 「いいよ。私を心配して、探しに来てくれたんだから…」 なんて、心の中じゃ、号泣よ。 シュウちゃんとのキス…、もうちょっとだったのにな。 「本当にごめんね。だけど、安心した。二人が仲直りしてて」 「ありがと。ねえ、結菜。やっぱり、ちゃんと向き合わなきゃいけなかったんだね」