―――……


「えー…それで?」



―ぐゎたぐゎた



「なんで君達がここにいるのかな?」



―どたばたがっしゃんっ



学校のどこかの部屋。

あたしとかっくんは、蓮くんに問い詰められていた。


当然である。

ほんの数週間前にイギリスで別れたのに、もうこんなとこにいたら。



「それはね…蓮くん。話せばそれはそれは長いのだけど」



―どかどかどかっ



「うん。言ってごらん?」



―べきいっ



「Σ …今なんか壊れたよね絶対!?Σ」


「気にしなくていいから」


…てか!!

ホント外大丈夫!?

さっきから色々危なそうな音してるけど…! ドアガタガタ揺れてるけど…!

みなさん、一体何やってるの?


「あれじゃこっちの声なんて聞こえてないから、遠慮せずに吐きたまえ」


「吐くて。つわりはだいぶ治まったわ」


「違うわΣ」