正直、いうと沙里菜にはもうルイ君と付き合って欲しくない。


ルイ君はあまりにひどすぎる。たしかにルイ君は沙里菜が好きだろう。けど、あんあ態度じゃ誰にも分かるわけがない。


しかも最近沙里菜はどんどんやせ細っている。ビックリするくらいに。


そんなことを思っていて沙里菜の席を見ると沙里菜がいない。嫌な予感がする。沙里菜は何度か倒れてしまったときがあったからだ。


「先生、私頭がいたいんで保健室に行ってきます。さよなら!」


といっていそいでいろいろなところを探してみる。


「トイレにもいないし、校舎もいない。残りは・・・」


裏庭だ!!