ケータイ小説 野いちご

キス、しちまいました

憂鬱くん

「あーー…」

ただいま体育の授業でバスケ中。

俺と春は休憩中で今は篤が試合している。

体育シューズが床と摩擦し甲高い音が響く中、天井に向かって数十回目の溜め息を吐いていた。


「は~~~……」

「由生、いい加減ウザイ。あ、ほら。篤シュート決めたよ」

「あー…」

ちらほら女子の歓声があがっている。
篤は硬派だか何だかで一部にもてるらしい。
親しくない奴に対してあんま喋らないだけなんだけどな。


「なぁ…春。やっぱり俺のしたことって痴漢だよな」

「さぁ~?由生の場合は顔良いから逆に喜ばれたりすんじゃない?」

「どう謝ればいいんだよ…」

「殴った時とか『虫がいたので』っていう言い訳とか漫画でよく見るし、それと同じで『毛虫がいたから』とでも言っとけば?」

「何で毛虫がいたからキスすんだよ。寧ろ俺が殴られてそう言われるわ」

相当俺がうざいのか春の受け答えが雑になってきている。

「……助けて坂えも~ん(坂本+青い狸もどき猫)」

調子乗ってみた。

「あーもう!うざいっくっつくな!このヘタレ!マジでウザイ本当ウザイ!作者から見てもキャラが掴めなくなってきてマジでウザイんだけどコイツ!!」

どつかれた。

…何か後半は別の何かが降臨していたような。


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