「優芽さん!それ違う!」


「へ?」



「あーあ、そんなふうに混ぜたらダメだってば。いい?これはね。
こういう風に優しく・・」



「もう、いいってば!!」



「あぁ優芽さん!」





“料理を教えて欲しい!”



何度も首を左右に振る龍平さんを無理矢理説得して初めて早20分。


楽しく二人でお料理教室をする予定だったのに。


「優芽さんは食べてる姿の方が似合ってるね」


なんでこいつは・・・


「い、いいから!これ!次どうすればいいの?」


「次は・・あ、優芽さん!それ混ぜたら・・」