黒夢清春は聖薔薇十字学園の一年生になって平凡な日々を過ごしていた。…


そんなある日


俺に事件が起きた。


俺の学園は一学年AからCまでの三クラスある…

クラスの 振り分けはというと 至ってシンプルに振り分けられていた。

簡単に言うとAがエリートならCは落ちこぼれと言う事だ。

もちろん俺はC組に所属していた。

落ちこぼれの中の落ちこぼれだ。

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そんな 俺の前に エリート組のお嬢様がやってきた。

そいつは 小さく

そして…

頭から二本の角が…

違う…

角に見えたのは…黒いリボンで
尖りが二つ上向きに生えていただけだった。


そいつは俺に…


『貴方は 私の∮黒騎士∮になって従いなさい。』

と、

吐き捨てる様に言い放った。