ケータイ小説 野いちご

こまどりのこえ

願いを叶える


前に進むのは、わたし

わたしの、願いを

叶えるのは、

わたし


どうして?

いきなり転倒

進めなくなった

地面の上でもがくわたしを

いつか追い抜いた誰かが

軽々と抜きかえしてゆきました


ようやく立ち上がっても

足はまだ、思い通りに動かない


前に進むのは、わたし

逃げられないと、知っています

助けてなんて、言えないと


でも

それでも

どうかほんの少し

奇跡をください


この足が動けばいい

どれほど苦しくても

わたしは、あきらめない

願うことをやめない


傷だらけになっても、

いつかたどり着くのはわたし


奇跡をください

前に進む力、ください


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