ケータイ小説 野いちご

こまどりのこえ

シンクロナイズド シンキング

明日なんて来なければいいのに

あなたがあまったれた調子で呟くから

明日を殺してみたくなった


ほの暗い部屋を凍結

こんなにもこんなにも共鳴する

こころ・からだ

あなたがそれを思ったのか

わたしがそれを思ったのか

指先からすべてが溶け合うような


朝がふたりを分かつまで

あなたがそっと指をほどいて

ふたりが二人に戻るまで

ああ

それ以上望まない

ほんのひとときでいい

夢を追うあなたがすき

夢を追うわたしがすき

あなたにわたしは/わたしにあなたは

必要ないのです


明日になればおしまい

顔も知らぬ他人になろう


逃げる夜を追いかけて

のぼる朝日を握り潰そうと

わたしが

あなたが

狂おしく指を伸ばす

明日なんて来なければいいのに


これで

さいご

さいご


胸が締め付けられるほど

幸せそうに

微笑を


「 」




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