ケータイ小説 野いちご

好きと言えない。―悪魔と恋―【完】

悪魔と初体験




「いった……」



頭痛に目が覚めた。

月明かりを頼りに、真っ暗な部屋を見渡せば、見慣れない部屋。

スーツのまま寝ていたらしい。



「どこ…?」



嗅いだ事のある匂い。

隣に気配を感じ、顔を動かす。

…嘘…!!;;

声にならない驚き。

何故、武井さんがッ!?



「…はぁ…イケメン」



って、何を言ってるんだか。

けど、寝顔は悪魔より天使だ。

似合わないけど。

まだ酔いが覚めてないのだろうか。

手を伸ばして、武井さんの頬に触れてしまった。

ツルツルとして、手に馴染む。

< 27/ 201 >