眼鏡を掛けて知的な風貌を見せながらも、隙があればオオカミになる洋貴さん。



初めてのキスから数えて、数え切れないくらいキスされてしまった。



おまけに邸宅で同居だなんて・・・



「お嬢様もステキな方をお見つけになられましたね…これで私も安心して…いつでも死ねます!」


私をこんなオオカミさんと二人にして先に逝かないで!!富田さん!!?

私はアイコンタクトで富田さんに訴える。


「京大卒のエリートで…知的でおまけに容姿端麗で、好印象なお方」


「いえいえ…そんな…俺は…最高の褒め言葉をありがとうございます。富田さん」



「・・・」


私のアイコンタクトは完全に富田さんは無視。


突然、現れた私の婚約者の洋貴さんのペースに巻き込まれていた。