私は社長室で一人、常務である叔父様から渡された書類に目を通していた。



その合間に洋貴さんにメール打ち。



メールを打ちながら、洋貴さんの顔を浮かべ頬を染める。


私の旦那様になる人。
私よりも12歳も年上で、頼りなる知的な男性。



読み返して更に身体に熱が帯びる。


メールの連ねた言葉は私の素直なキモチだけど、洋貴さんは引かないか不安だった。



でもそれでも…私のキモチを知って欲しくてそのまま送信。



椅子に背中を預けて、天井のシャンデリアの見つめ吐息。