次の日、学校にバイクで向かっていると見覚えのある後ろ姿を見つけた


『よう、昨日ぶり。』

「あっ!!!海里さん!!!おはようございます。」


朝から満面の笑みで抱き着かれた

『あっぶねッ!!!ハア…バイク乗ってんだから、いきなり抱き着くな…』

飽きられた目で見ると、泣きそうな顔をされた


『…後ろ乗ってくか?』

そう聞くと、笑顔で頷いた


その後は、バイクを走らせ学校に着いた



学校に着き驚いた

学校、超綺麗じゃん…

「外見は綺麗だけど、中は超汚いよ…」

横から隼が苦笑いしながら、呟いていた


バイクを裏にしまい、隼と校舎に入った

確かに隼の言った通りだった

外見は綺麗だったが、中は最悪だった


『うわっ…超最悪…』


思わず声に出して言ってしまった

とりあえず理事長室に行かなければいけない

そのことを隼に伝えると案内してくれた


理事長室にたどり着き、隼とは一回別れた


コンコン…

「どうぞ。」




ーーーん…?
この声ってもしかして…


『失礼します。』


ギュッ…

中に入ると、いきなり抱き着かれた


『ハア…やっぱりか…』

「海里~、久しぶりに会ったのにため息つくなよ~」