「…っ、亮!」


遥は、祥平、悠也、圭人、理央奈と一緒に玄関にいた亮に声をかけた。


「あぁ、遥。どうしたんだ?そんなに慌てて」


「じ、実は……」


遥は、千暁が亮を呼んでると言って部屋を指差した。


「……分かった」


亮は、仕方なさそうに理央奈を下ろし、「祥平達と遊んでろ」と言うと、部屋へと入っていった。