「さあ、どういうコトか説明してもらおうか倉本ぉ?」

「義実怖い。目が怖い。俺、暴力反対」

「暴力なんて俺がお前にふるうと思うか?ん??」

「じゃあそのグーに固められた拳はなんなんだよ!?」

「………………気にするな」

「なに今の間!」


ギャーギャーと、私の目の前で繰り広げられる会話。

倉本先生と緒方先生。

性格も見た目も、まったく正反対な二人。


「とにかく、この教科書の落書きは何だ?」


そう言って緒方先生が突き出した教科書に書いてあったのは、


“俺、オガタヨシミ!これからはヨシヨシって読んでね☆”

“きゃはっ☆☆”