「緒方先生には一目惚れで、もう見た瞬間からズガキュンー!みたいなあ!!

それでそれで、私が調理部に入った理由も緒方先生が調理部の顧問だからで。あ、ちゃんと料理を作るのは好きだよ?

それでそれで、数学で分からないところがあったら優しく教えてくれてもうキューン!!

それでそれで、あのスラッとしたモデル並みの身長もキュンだし銀縁の眼鏡もごちそうさまって感じでー!!

それでそれで……」

「よし分かった森沢黙れ!!」


緒方先生のその一言により、花恋ちゃんの口が止まる。


「まだまだ語るよー!あ、美加ちゃんクッキーいる??」


「はい」と言って、花恋ちゃんは自分で作ったと言っていたクッキーをくれた。