ミリア達はミスティに向かっていた。

最後の水神を倒すために。

「水神倒したらさ、もっかい遺跡行こうぜ。もしかしたらアーガスいるかもしんねーしなっ!!!!」

「そうだな。分かった。」

レイスが尋ねてきた。

「今回の水神はどこにいるの??」

「地下水路だ。昔そこは海だったんだ。でも地震とかで、土地が盛り上がったりして無くなってしまった。だから地下水路に『眠ってる』って言った方が正しいかな。」

「……。詳しいな。」

「ミリア歴史大好きだもんね!!!」


話をしているうちにミスティについた。

地下水路の場所を国の人に聞いた。

どうやら地下水路は国の一番西から入れるようだ。

ミリア達は西に向かい、地下水路入り口までついた。

建物の壁に人一人がぎりぎり入れる大きさの古い木の扉があった。

恐る恐るあけてみると地下に続く階段が下にのびていた。

階段を降りると水が流れる音が聞こえてきた。

水路の少し広いところでミリアは立ち止まった。

「……。呼び出すのか??」

「うん。でも今回は前回と比べものにならないくらい強いと思うから、作戦練るよ。」

「なんで強いって分かるんだ??」

「歴史の本で読んだんだけどね、さっき言ったけど地震があって海が無くなったって言ったでしょ??その時に一緒に眠ったのが水神謎質『スイレン』なんだ。」

「その『スイレン』ってどう強いの??」

「スイレンは触れた者の力と同じぐらいの力のある水神の姿になって現れるんだ。皆かなりレベルが上がってるから、触ると厄介な水神が出ると思う…。」

「なるほどねぇ…。んでどんな姿してんだ??」

「詳しくは知らないけど、そこらへんに流れる水と同じらしいよ。つまり姿は見えないってことだ。」

「……。どうやって攻撃当てるんだ??」