ミリア達は今雷雲大地にいた。

「もう…無理……死ぬ…。」

「もうすぐつくから頑張って!!」

「何回ビビれば気が済むんだ…。」

「…。お荷物だな。」

こんな感じに相変わらず雷に怯えつつも、ライアの湖についた。

「早く呼び出せよ。」

「ねえ、なんか私の扱い荒くなってない?」

「お前がとろとろ歩くからだっ!!」

「すんません…。」

ミリアは手を合わせた。

「氷山に住む水神。我らに力を与えて、うんたらかんたら…」

「真面目にやれっ!!てか、ここ氷山じゃねーしっ!!!」

「間違えました、すいません…。」

何故ふざけたのかはわからない。


「湖に住む水神。我らに力を与えよ、そして我らの力を認めよ!!!」

するとどこからか歌声が聞こえた。

岩陰のところに人魚が座っていた。

「綺麗な歌…だね…。」

「水神人魚『マデュウス』だ。あんまり歌に聴き入らないほうが身のためだ。」

人魚はこちらを見つめている。

ミリア達は戦闘体制に入った。