ダッッ


「加奈!!」


5分ぐらい走った。

「…」


「ねぇ、加奈遊ばれてたのかなぁ。」

加奈、泣いてる


「あきひろ先輩にも
事情があるんだよ
加奈、大丈夫!!」


「ウッッウッ…
加奈、本気だったのにィィィ…」




最低だ、
あの人は。



私はそれをしらずに好きに…?


明日学校であきひろ先輩に話そう。




次の日

「あ!佐奈おはよ!」


「あ、しゅう、おはよ」


宮野 驟雨(みやの しゅうう)
幼馴染


「最近元気ないよね
俺でよかったら
聞くけど??」



「しゅうには関係ないコトだし、
幼馴染だからって
口だししないで、
そりゃ、前はしゅうにばっか頼って…」


何、説教みたいなのしてんの?


涙がとまんないよ
「お、おい!
どうした?!」






-保健室-
「私、失恋したの。」



「…。あの先輩?」



「うん、すごい性格悪いし
私ッて馬鹿だな、って」


「ふ~ん。それだけ?」


「それだけよ!」






「だって、それはただの失恋じゃなくて
本性が分かったから悲しくなって
泣いただけだろ?
だから、俺がいいたいのは」



「なに?」



「何でもねぇ。」








「私まだ、先輩のコト好きなのかな?」



「自分で考えろよ」



「相談してやったのに!」



「さっき言ってたろ
口出しすんなって、」