『たっ…ただいまぁー』
なんとか家につくと、ママとパパがニッコリした顔でたっていた。「あらぁ♪どうだったぁ?」
ムカつくほど笑顔なママがあたしのところまで走ってきた。
『い…いや?別に?普通だけど』
初日から唇奪われました…
なんて…言えない。

―「…あ。おかえり♪」
…え?

『蘭ちゃん!?きてたの!?』
あたしの前に平然と立つ蘭ちゃん。
蘭ちゃんは、あたしのいとこなの。

『きゃー、久しぶり♪』
「だねっ♪」
蘭ちゃんは大学生で、とっても美人。スタイルもいいし、明るいし、長めの茶色い髪の毛は、ツヤツヤと輝いている。
『なんでこっちに?』
蘭ちゃんは、隣町に住んでるのに。

「いや、お母さんが急に仕事で海外に行く事になって、お父さんは出張で北海道に行くんだ。大学生だから1人でも大丈夫なんだけど、お母さんが、唯ちゃんのとこ行けば?って言うから、久しぶりに会いたいなぁーって」

会いたいだなんて…。
嬉しいっ!!!!!!!!!!!