篠沢享也が現れてから数日たって、蓮斗は学校に戻ってきた。
みんなに、蓮斗とあたしが付き合ってる事を言うと、みんなとても驚いていた。

そんな事があってから、数週間は、あまりいつもと変わらない日常だった。
あたしはいつも通り、蓮斗の甘い意地悪にいじめられて…。

―…季節は夏に直進していて、窓から入ってくる太陽の熱の暑さで、日々夏を感じていた。
もうすぐ夏休み…。

そんな、ある日。